ドバイの不動産は、完成前の新築物件(オフプラン)の販売が多く、手続きや費用の仕組みも日本とは異なります。この記事では、ドバイで不動産を買う前に確認したいことを、チェックリストにまとめました(2026年10月時点の情報)。
※ 一般的な確認項目です。個別の契約内容は、現地の弁護士などの専門家に確認してください。
目次
1. エリア・物件
- ☐ 外国人が所有できるエリア(フリーホールドエリア)の物件か
- ☐ 所有権(フリーホールド)か、最長99年の利用権・リース権か
- ☐ 誰が借りるエリアか(駐在員、観光客、家族向けなど)
- ☐ 周辺で同じタイプの新築物件が大量に供給されていないか
- ☐ 職場・学校・空港・メトロへのアクセス
2. 完成前物件(オフプラン)の場合
- ☐ 開発会社の実績と、過去の物件が予定どおり完成しているか
- ☐ 支払い計画(工事期間中と引き渡し時の支払い割合)
- ☐ 支払いが事業ごとのエスクロー口座に入金されるか
- ☐ 契約後90日以内に、開発会社がドバイ土地局(DLD)のシステムに仮登記(Oqood)をするか
- ☐ 完成予定時期と、遅れた場合の扱い
→ ドバイ不動産の購入の流れ/プレビルド(完成前物件)投資の仕組みとリスク
3. 中古物件の場合
- ☐ DLDの標準的な売買合意書(Form F)の内容と手付金(通常10%)
- ☐ 売主が開発会社から異議なし証明(NOC)を取得できるか
- ☐ 管理費などの未払いがないか
- ☐ 賃貸中の物件なら、賃貸契約(Ejari に登録済みか)と借主の退去・引き継ぎ
- ☐ 部屋の状態(エアコン、水回り、日差しによる劣化)
4. 費用
- ☐ DLDの登録手数料(売買価格の4%。公式には売主2%+買主2%)を誰が負担するか
- ☐ 仲介手数料(中古物件で2%が慣行)
- ☐ 管理費(サービスチャージ):DLDの「サービスチャージ・インデックス」で物件ごとの承認額を確認
- ☐ 家具の購入費、賃貸管理会社の手数料
- ☐ ローンを使う場合の借入比率(非居住者は低くなりやすい)
5. 運用・ビザ・税金
- ☐ 短期賃貸(ホリデーホーム)として貸すなら、ドバイ経済観光局(DET)の許可が必要
- ☐ 長期賃貸なら、賃貸契約の Ejari への登録
- ☐ ゴールデンビザを考えるなら、200万ディルハム以上の不動産が条件の一つ。最新の条件は申請先で確認
- ☐ 日本に住んでいる場合、ドバイで課税されなくても日本で課税される
- ☐ 外務省の海外安全情報(2026年6月25日以降、UAE全土がレベル2)
署名の前に
- 支払い計画とエスクロー口座を確認する:開発会社の口座ではなく、事業ごとのエスクロー口座に入金されるか
- 費用の負担を書面で確認する:登録手数料・仲介手数料を誰が払うか
- 急がされても持ち帰る:「今だけの価格」「残りわずか」という勧誘には注意する
まとめ
- フリーホールドエリアの物件か、所有権かリース権かをまず確認する
- 完成前物件は、開発会社の実績、支払い計画、エスクロー口座、仮登記(Oqood)を確認する
- 中古物件は、Form F、開発会社のNOC、未払いの有無を確認する
- 登録手数料4%の負担、仲介手数料、管理費を含めて費用を見積もる
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の物件や投資を推奨するものではありません。制度・税率・数値は記事作成時点のものであり、変更される場合があります。投資の判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家にご相談ください。
