海外の物件を買ったあと、どうやって貸し出し、管理していくのか。よくいただく質問を、マレーシアの例を中心にまとめました(2026年10月時点の情報)。
管理の質問
Q1. 日本に住んだまま、海外の物件を貸せますか?
現地の賃貸管理会社に、入居者の募集、家賃の回収、修理の対応などを任せるのが一般的です。
Q2. 管理費を払っていれば、入居者探しもしてもらえますか?
いいえ。コンドミニアムの管理費は、共用部の清掃・警備・修繕などの「建物管理」の費用です。自分の部屋の入居者探しや家賃の回収は「賃貸管理」で、別に管理会社を決める必要があります。
Q3. 管理会社はどう選べばいいですか?
そのエリアでの実績、日本語での報告・相談ができるか、毎月の収支報告の内容、送金の時期と手数料、手数料に含まれる業務の範囲、契約の解除条件などを比べましょう。
Q4. 販売会社の管理サービスを使っても大丈夫ですか?
窓口が一つで便利な一方、管理の内容や手数料をほかの会社と比べにくくなる点には注意しましょう。
家賃・入居者の質問
Q5. 入居時に保証金は受け取れますか?
マレーシアでは、保証金(家賃2か月分)と前家賃(1か月分)の「2+1」が一般的で、公共料金の保証金(0.5か月分)が加わることもあります。
Q6. 賃貸契約にも税金はかかりますか?
賃貸借契約書には印紙税がかかります。2025年1月から、年間賃料のうち最初のRM2,400の非課税枠がなくなりました。どちらが負担するかは、当事者間の合意で決まります。
Q7. 家具は付けたほうがいいですか?
マレーシアのコンドミニアムは家具付きで貸し出されることが多く、家具・家電の購入や入れ替えの費用を見込んでおく必要があります。
収支の質問
Q8. 家賃収入から何が差し引かれますか?
管理費・修繕積立金(管理費の10%)、土地税・評価税、賃貸管理や仲介の手数料、修繕費、空室期間の家賃の減少などが差し引かれます。
Q9. 空室はどのくらい見込めばいいですか?
エリアや物件によって異なりますが、年1〜2か月程度の空室を見込んで計算しておくと、より現実に近い数字になります。
Q10. 家賃収入に税金はかかりますか?
マレーシアでは、非居住者の家賃収入(経費控除後)に一律30%の所得税がかかります。日本に住んでいる場合は、日本でも申告が必要です。
オーナーの心がけの質問
Q11. 任せきりにしても大丈夫ですか?
毎月の報告で家賃の入金・空室・修繕の内容を確認し、年に一度は家賃が相場に合っているか、管理の質に問題がないかを見直しましょう。日本での確定申告のため、収支の記録も残しておきます。
Q12. 短期賃貸(民泊)はできますか?
建物の管理規約で短期賃貸が禁止されている場合があります。マレーシアでは、管理規約で短期賃貸を禁止することが認められた裁判例もあります。短期賃貸を考えるなら、購入前に管理規約を確認しましょう。
→ マレーシアのコンドミニアムの管理費・修繕積立金 / ドバイの短期賃貸(ホリデーホーム)のルール
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の物件や投資を推奨するものではありません。制度・税率・数値は記事作成時点のものであり、変更される場合があります。投資の判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家にご相談ください。
