インドネシアの首都ジャカルタは、人口1,000万人を超える東南アジア有数の大都市で、多くの日系企業が拠点を置いています。この記事では、駐在や移住でジャカルタに住むときに知っておきたい基本を整理します(2026年10月時点の情報)。
目次
ジャカルタとインドネシアの日本人
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャカルタの人口 | 約1,068万人(2025年) |
| インドネシアの在留邦人 | 1万5,266人(2025年10月)。2020年の約1万8,000人から減少傾向 |
| 日系企業の拠点 | 2,409(2024年10月) |
| ジャカルタ・ジャパン・クラブ | 法人会員699社(2026年5月) |
ジャカルタには日本人学校があり、日本食のスーパーやレストランも多くあります。
交通
ジャカルタは渋滞が激しいことで知られていますが、鉄道の整備が進んでいます。
| 路線 | 内容 |
|---|---|
| MRT(南北線) | 市の南部と中心部を結ぶ。北部のコタまでの延伸工事が進み(2026年7月時点で約63%)、2029年末の全線開業が目標 |
| LRT ジャボデベック | 2023年8月に開業。ジャカルタと周辺の都市を結ぶ |
| 高速鉄道「Whoosh」 | 2023年10月に開業。ジャカルタ〜バンドン(約142km)を結ぶ |
車の奇数・偶数規制
主要な道路では、朝と夕方の時間帯に、ナンバープレートの末尾の数字(奇数・偶数)と日付によって通行できる車を制限する規制があります。電気自動車などは対象外です。
大気汚染
インドネシアの大気汚染は深刻で、調査会社 IQAir によると、2025年の全国のPM2.5の年平均は、WHOの指針値の約6倍でした。空気清浄機や、外出時のマスクなどの対策をしている家庭が多くあります。
首都移転(ヌサンタラ)の動き
インドネシアは、首都をカリマンタン島の新首都ヌサンタラに移す計画を進めています。2025年の大統領令で、2028年までにヌサンタラを「政治の首都」とする方針が示されましたが、2026年度の予算は前年の半分以下に減っており、計画の遅れを指摘する報道もあります。当面は、ジャカルタが経済の中心であり続けると見られています。
暮らしの準備
- ☐ 住まいは、職場・学校への通勤時間(渋滞)を考えて選ぶ
- ☐ 空気清浄機・マスクなどの大気汚染対策
- ☐ 子どもの学校(日本人学校・インターナショナルスクール)
- ☐ 長期滞在のビザ(就労ビザなど)
- ☐ 最新の治安情報を外務省の海外安全ホームページで確認
→ バリ島・インドネシアの長期滞在ビザ/インドネシアで会社を設立する方法/海外赴任者の社会保険・年金
まとめ
- インドネシアの在留邦人は約1万5,000人で、ジャカルタには日系企業が多く集まる
- MRT・LRT・高速鉄道の整備が進み、MRTは2029年末に北部まで延伸予定
- 大気汚染は深刻で、PM2.5はWHOの指針値の約6倍(2025年、全国平均)
- 首都移転は計画の遅れも指摘され、当面はジャカルタが経済の中心
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の物件や投資を推奨するものではありません。制度・税率・数値は記事作成時点のものであり、変更される場合があります。投資の判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家にご相談ください。
