バリ島は、日本人にも人気の移住・ロングステイ先です。ただし、観光の短期滞在とは別に、長く住むには目的に合ったビザが必要です。この記事では、インドネシアの主な長期滞在ビザと、入国時の手続きを整理します(2026年10月時点の情報)。
※ インドネシアのビザ制度は変更が多く、条件の細部は情報源によって異なることがあります。申請前に、インドネシア入国管理局の公式情報や専門の代行会社で最新の条件を確認してください。
主な長期滞在ビザ
| ビザ | 対象 | 主な条件の目安 | 期間 |
|---|---|---|---|
| セカンドホームビザ | 資金に余裕のある長期滞在者 | 国営銀行に約20億ルピア(約13万ドル)の預金、または100万ドル以上の住宅 | 5年または10年 |
| リタイアメントビザ(E33F) | 55歳以上の退職者 | 現地の代行会社などのスポンサーが必要 | 1年(更新可) |
| リモートワーカービザ(E33G) | 国外の会社から収入を得て働く人 | 国外からの年収6万ドル以上 | 1年 |
| ゴールデンビザ | 投資家 | 個人で株式・債券などに35万ドル(5年)または70万ドル(10年)など | 5年または10年 |
セカンドホームビザ
2022年に始まった制度で、スポンサーや年齢の条件がなく、家族も含めて申請できます。インドネシアでの就労はできません。
リタイアメントビザ
55歳以上が対象で、1年ごとに更新します。収入の条件は情報源によって異なるため、代行会社に確認しましょう。
リモートワーカービザ
インドネシア国外の会社から収入を得ている人が、バリなどに滞在しながら働くためのビザです。インドネシアの会社のために働くことはできません。
ゴールデンビザ
2023年に始まった投資家向けのビザです。個人で会社を設立する場合は、250万ドル(5年)または500万ドル(10年)の投資が条件とされています(2023年の発表時点の金額)。
短期滞在・入国の手続き
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 到着ビザ(VOA) | 50万ルピア。30日間で、1回だけ30日延長できる。オンラインで事前に取得(e-VOA)も可能 |
| バリ島の観光税 | 1人15万ルピア(2024年2月14日から)。ビザ代とは別にかかる |
| 入国カード | 入国審査・税関・健康の申告をまとめたオンラインの入国カード(All Indonesia)を、到着前72時間以内に登録 |
下見や短期のお試し滞在は、到着ビザで最長60日まで滞在できます。
住まいと不動産
外国人は、インドネシアで土地の所有権を持つことはできません。居住許可を持つ外国人は、「使用権(Hak Pakai)」という形で、住宅1戸または集合住宅を持つことができます(最長80年)。
→ バリ島の不動産を外国人が買う方法/バリ島・インドネシア移住のよくある質問
ビザを選ぶときのポイント
- 目的で選ぶ:働くのか、リタイアなのか、投資なのか
- 必要な資金:セカンドホームビザは預金、ゴールデンビザは投資が条件
- 就労の可否:セカンドホームビザやリタイアメントビザでは働けない
- 代行会社の利用:スポンサーが必要なビザもあるため、実績のある代行会社を選ぶ
- 日本の手続き:長期で住む場合は、海外転出届や在留届などの手続きも必要
→ アジアの長期滞在ビザ比較/海外移住するときの日本の手続き
→ バリ島の暮らし
まとめ
- インドネシアの長期滞在ビザには、セカンドホームビザ、リタイアメントビザ、リモートワーカービザ、ゴールデンビザなどがある
- セカンドホームビザは、約20億ルピアの預金などを条件に5年または10年滞在できる
- 短期滞在は到着ビザ(30日+延長30日)で、バリ島では観光税もかかる
- 条件は変わりやすいため、申請前に公式情報や代行会社で最新の条件を確認する
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の物件や投資を推奨するものではありません。制度・税率・数値は記事作成時点のものであり、変更される場合があります。投資の判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家にご相談ください。
