不動産のエリア選びでは、鉄道や空港などのインフラ計画が判断材料の一つになります。この記事では、2026年10月時点で押さえておきたいマレーシアの主なインフラ計画を、開業済み・建設中・計画段階に分けて整理します。
目次
一覧
| 計画 | 地域 | 状況 | 時期 |
|---|---|---|---|
| LRT3(シャーアラム線) | クアラルンプール西側〜セランゴール州 | 開業済み | 2026年6月29日 |
| RTSリンク | ジョホールバル〜シンガポール | 建設・試験中 | 2027年2月開業予定 |
| ペナン国際空港の拡張 | ペナン | 工事中 | 2028年の完成目標 |
| LRT ムティアラ線 | ペナン島 | 建設中(進捗約9%、2026年6月時点) | 2031年12月完成予定 |
| MRT3(環状線) | クアラルンプール周辺 | 計画段階 | 2032年の開業目標 |
クアラルンプール
LRT3(シャーアラム線):2026年6月に開業
バンダーウタマ〜ジョハンスティアを結ぶ約38kmの路線で、2026年6月29日に開業しました。開業初日には約6万回の利用があったと報じられています。KL西側のセランゴール州方面のアクセスが改善しました。
MRT3(環状線):開業目標は2032年
KL周辺を一周する約51kmの環状線です。路線計画は2025年7月に承認され、2026年7月の国会答弁では、本体工事の開始は2027年見込み、開業目標は2032年とされています。
ペナン
LRT ムティアラ線:2031年12月の完成予定
ペナン島内を結ぶ、約30km・20駅の路線です。2026年6月時点の進捗は約9%で、完成予定は2031年12月です。
ペナン国際空港の拡張:2028年の完成目標
年間の旅客処理能力を650万人から1,200万人に増やす計画で、2028年の完成を目標にしています。
→ ペナン不動産投資
ジョホールバル
RTSリンク:2027年2月開業予定
ジョホールバルとシンガポールを約5分で結ぶ鉄道です。運営会社は2026年10月に、2027年2月の開業を発表しました。
インフラ計画を不動産選びにどう使うか
- 開業済みか、計画段階かを区別する:開業済みの路線は、今の暮らしやすさとして評価できる。計画段階の路線は、時期がずれることを前提に考える
- 完成時期を確認する:ペナンのLRTのように、完成まで5年以上かかる計画もある
- 期待が価格に織り込まれていないか:計画の発表時点で、周辺の価格がすでに上がっていることもある
- 駅からの実際の距離:駅名だけでなく、物件から駅まで歩けるかを確認する
まとめ
- 2026年6月にKLのLRT3が開業し、2027年2月にはRTSリンクが開業予定
- ペナンの空港拡張(2028年目標)、ペナンLRT(2031年予定)、KLのMRT3(2032年目標)は、完成まで時間がかかる
- インフラ計画は、開業済みか計画段階か、完成時期、価格への織り込みを見て判断する
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の物件や投資を推奨するものではありません。制度・税率・数値は記事作成時点のものであり、変更される場合があります。投資の判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家にご相談ください。
